2011年4月30日土曜日

ギンサケイワシ- Nansenia gronlandica

From "Figures and descriptions of the fishes of Japan" by Shigeo Tanaka (1911)
学名 「ナンセニア. グロエンランヂカ」
産地 グリーンランド、相模灘(日本にては深海に産す)

ギンサケイワシNansenia gronlandica
深海魚 ギンサケイワシ イラスト
 illustrated by Dr. Shigeo Tanaka (1911)

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トラザメ- Cloudy catshark

From "Figures and descriptions of the fishes of Japan" by Shigeo Tanaka (1911)


学名 「ハラエルルス. トラザメ」産地 海岸付近に産す、相模灘、長崎
鮫 トラザメ イラスト
illustrated by Dr. Shigeo Tanaka (1911)


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アズマギンザメ- Narrownose chimaera

From "Figures and descriptions of the fishes of Japan" by Shigeo Tanaka (1911)
学名 「アンテリオキマエラ. カエチランフス」
産地 深海に産す。相模灘



迫力ある。
深海魚 アズマギンザメ イラスト
illustrated by Dr. Shigeo Tanaka (1911)

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ウグイ- Japanese dace

From "Figures and descriptions of the fishes of Japan" by Shigeo Tanaka (1911)
学名 リカルドソニウス. ハクエンシス
産地 淡海両水の交わる所及び河の下流に産す。南部樺太及び北海道より本州、国、九州に至る地;朝鮮元山

ウグイ(琵琶湖, 飛騨国, 常陸国霞ヶ浦, 東京, 岐阜, 石川県今江潟, 紀州橋本町)
アカウオ(信州伊那, 信州松本) アカオ(信州) ハエ(信州), ハイ(信州), ハヤ(常陸国霞ヶ浦, 箱根, 信州上田), イダ(土佐高知, 豊前豊川村駅館川=大分県宇佐市やっかん川, 石見国那賀郡高城村=島根県), ユダ(周防国富田=山口県), オゴイ(石川県今江潟), アカハラ(武州立川=東京立川, 仙台), アカッパラ(甲州), マルタ(武州立川)
別名がとても多い。
Wikipediaによると
http://ja.wikipedia.org/wiki/ウグイ
春になると雌雄ともに鮮やかな3本の条線を持つ独特の婚姻色へと変化する。
婚姻色の赤い条線より「アカウオ」や「サクラウグイ」と呼ばれる事もある。
また、一生を河川で過ごす淡水型と一旦海に出る降海型がいる。
マルタというのは別の種類らしい。

魚 ウグイ イラスト
illustrated by Dr. Shigeo Tanaka (1911)

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ヒガイ- Higai or Sakura-bae (Cherry-minnow)

From "Figures and descriptions of the fishes of Japan" by Shigeo Tanaka (1911)
学名 サルコケイリクチス. バリエガツス
産地 南部日本の淡水に産す
ヒガイ(琵琶湖), サクラバエ(岐阜), メアカ(岐阜), ムギツキ(岐阜), ホヤル(備前岡山), ヤナギバイ(作州津山)

Wikipediaによると産地によって異なる亜種がいるらしい
http://ja.wikipedia.org/wiki/コイ科
琵琶湖固有種がアブラヒガイ ビワヒガイ, それ以外にもカワヒガイ、ムギツク
美味しいらしく明治天皇が好んで食べたそうだが現在は絶滅危惧種

魚 ヒガイ イラスト
illustrated by Dr. Shigeo Tanaka (1911)

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アカメフグ- Red-eyed puffer

From "Figures and descriptions of the fishes of Japan" by Shigeo Tanaka (1911)
学名 スヘロイデス. クリソプス
産地 海岸付近に産し、相模灘に多し

Wikipediaに記載なし。市場にはほとんど出回らないらしい。

魚 フグ イラスト
illustrated by Dr. Shigeo Tanaka (1911)

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カジカ- Japanese fluvial sculpin

From "Figures and descriptions of the fishes of Japan" by Shigeo Tanaka (1911)

学名 コッツス. ポルックス
産地 淡水に産し、北は北海道より南は九州に至るまで生活す
カジカ (信州;琵琶湖) カジカンボオ (信州) ウバガシラ (信州)
キャラ (信州) フグ (琵琶湖) オコゼ (琵琶湖) マゴリ (加州金澤=金沢)
カブ (岐阜; 飛騨国) グズ (能登今江潟) ビンガ (美濃長良川) セカブ (岐阜)
アカザス (岐阜) タカノハ (紀州橋本町) ウシヌスト (備前岡山)

別名が大量にある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/カジカ_(魚)
によると、日本固有種で、体色は淡褐色から暗褐色まで、地域変異に富んでおり、分類については定説がまだないらしい。なるほど名前も多くなるはず。
Wikipediaではカジカ、ゴリ、ドンコ、アユカケという別名しか書いていないので明治から呼び方が変わって行ったのかもしれない。

魚 カジカ イラスト
illustrated by Dr. Shigeo Tanaka (1911)

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ミヤコタナゴ- Tokyo bitterling

From "Figures and descriptions of the fishes of Japan" by Shigeo Tanaka (1911)

ミョオブタ (鯉科)
学名「ロデウス. ミオブタ」
産地 淡水に産し、上総小浜にあり、他地方に産するならんと考えらるるも未ださる報告に接せず

と書いてあるが、調べてみるとミヤコタナゴの事らしい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ミヤコタナゴ
日本固有種で、関東地方の一部に生息する天然記念物
千葉県南総ではミョーブタ・ジョンピー、千葉県東総-南総ではベンタナ・オシャラクブナ
埼玉県入間、比企ではナナイロ、栃木県ではシャレブナ・オシャレブナとも呼ばれる。

オシャレブナ(笑)

明治時代後半に東大の小石川植物園で見つかったとのこと。
この本が刊行されたのが明治四十五年なので結構な最新データだったんだろう。

魚 ミヤコタナゴ イラスト
illustrated by Dr. Shigeo Tanaka (1911)

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